LPガスの正式名称は「Liquefied Petroleum Gas」で一般的に頭文字をとってLPガスと呼ばれています。LPガスとは液化石油ガスの事です。ガソリンや灯油などの炭素系資源と同様に、油田やガス田から採掘される石油製品の一つです。成分はプロパンとブタンの混合ガスであり、一般家庭で使用されているLPガスの主成分はプロパンであるということで「プロパンガス」と呼ばれています。
LPガスは地球温暖化の原因と言われているCO2(二酸化炭素)の排出量がガソリンや石油・石炭に比べて少なく、大気汚染のもととなる物質もほとんど排出されません。このことから環境にやさしいクリーンエネルギーとして認知され、大気汚染の防止を目的として世界各地でEV車(電気自動車)やLPG(LPガス)車の導入が進められています。
しかも、LPガスの1m³当たりの熱量(カロリー)は約24,000 kcalとなり都市ガス(13A)の約12,000kcalの約2倍です。実際に使用している状況では、同条件でやかんのお湯を沸かした時、都市ガスだと2倍の時間が掛るのではなくガスの量を2倍に使うことでLPガス器具と同じ時間で沸かすことが出来ているのです。つまりLPガスはとても燃費が良く家計にも良いということになります。
LPガスは、ガスが充填された容器を各家庭に届ける「分散型エネルギー」と言われます。都市ガスのように配管設備が大規模ではなく各家庭に設置する形のため、設備が小規模なため安全確保の点検も短時間で済むため、災害時には復旧を迅速に行うことができます。また普段から各家庭に設置されている容器は、他の防災用品同様に「もしも」の備えとなり、概ね半月から1ヶ月のご使用ができます。
LPガスの料金についてはこちらをご覧ください。
LPガスの料金のお支払い方法についてはこちらをご覧ください。
LPガスについてのご質問はQ&Aをご覧ください。
2022.7.29
2022.7.11